日本即興協会(JFIS)について
活動方針
「日本即興協会」では、即興演奏や即興に関わる表現に携わる会員が互いに交流し、
即興という手法の可能性の追求してゆくにあたって何が必要かを共に考え、
また即興という表現手法と社会との橋渡しを実現してゆくことを目的としています。
そのために、以下のような展望を含めて必要な企画や活動をしてゆきたいと考えています。
- 国内海外からのアーティストが参加できる、祭典的な企画の実現
- 海外インプロヴァイザーの招請窓口、あるいは海外公演の相談窓口としての機能
- 児童やディスアビリティ(能力障害)の人達も含めた社会一般との共同、社会貢献できる活動の実現
- 即興のみならず関連する表現分野との創造的交流を拡げてゆく
- 即興という手法を切磋琢磨できる場の提供

設立趣意書
日本即興協会の指す即興とは、音楽、身体表現等の表現形態を問わず、既成の形式(フォーム)や語法(イディオム)に依ることなく、即興によってその時その場で表現を展開する手法である。当協会ではその手法を「フリー・インプロヴィゼーション」と呼び、当協会の英語名称を「Japan Free Improvisation Society」とする。
「フリー・インプロヴィゼーション」という表現手法が誕生してすでに四十年以上がたとうとしている。
フリーインプロヴィゼーションは形式が定着したジャンルや他の表現手法とは異なり、フォームやイディオムを持たないという特徴ゆえに、特定の「型」にはまることなく、常に流動し、変容の可能性を持つ独自の存在であり続けている。
現代のフリーインプロヴィゼーションは、初期の「フリーインプロヴィゼーション」から次第に拡がりを持ち様相を変化させ続け、社会では音楽療法やアート・セラピーなどの現場で即興の手法が不可欠なものとなるなど、新たな段階に入っている。
日本即興協会では、インプロヴァイザーたちのネットワークを育てることによりインプロヴァイザーが自らの活動に関する情報を発信する機会を拡大すること、活動に関する情報の取得を容易にすること、新たな発想を実現してゆく機会を設けること、また公演の観客層のみならず誰でもがフリー・インプロヴィゼーションを体験できる場をもうけることなどによって、フリー・インプロヴィゼーションという表現手段のより一層の発展と、それによる社会貢献を目標としている。
依拠すべきテクスト、ガイドラインがないところでの表現という「難しさ」を持つフリー・インプロヴィゼーションであるが、一方では即興という共通認識さえ持っていれば、各人の持つバックグラウンドや技術の習熟度などに関係なく初対面であっても共演が可能という大きな利点を有している。これはアーティスト相互のコミュニケーションの観点からも極めて重要なものである。
当協会の活動がフリー・インプロヴィゼーションの発展、そして更なる普及に寄与することを願ってやまない。
日本即興協会発起人一同
発起人:池上秀夫・富士栄秀也・MargaJO